Sakigake Link
精神科実務|

GAF尺度とは?精神科での使われ方と電子カルテでの記録のポイント

GAF尺度は、精神科の現場で患者の状態を数値で共有し、診療報酬の算定要件にも関わる重要な指標です。記録の抜け漏れは算定や査定に直結するため、電子カルテで確実に残す運用が求められます。本記事では、GAF尺度の基本と、記録実務のポイントを整理します。

GAF尺度とは

GAF尺度(機能の全体的評定尺度:Global Assessment of Functioning)は、成人の社会的・職業的・心理的な機能を1〜100の数値で評価する尺度です。値が大きいほど機能が良好であることを示し、数値によって患者の状態を職種間で共有しやすくします。

精神科での使われ方

精神科訪問看護での記録要件

精神科訪問看護では、GAF判定値と判定年月日を記録することが要件とされています(精神科訪問看護に係る記録要件は2020年度/令和2年度改定で導入)。原則として当該月の初回訪問時に評価し、訪問看護記録書・報告書・レセプト(明細書)で値と判定日を一致させて残す運用が必要です。

精神療養病棟入院料の重症者加算

精神療養病棟入院料の重症者加算では、GAF判定が算定要件に用いられます。一般に、GAF40以下が対象となり、さらにGAF30以下でより高い区分(重症者加算1)、それ以外で重症者加算2という段階構成が示されています。正確な要件・点数は改定により変わり得るため、最新の告示・通知でご確認ください。

電子カルテで記録を確実に残すポイント

  • 月初回時点での評価を促し、記録の抜け漏れを防ぐ
  • 記録書・報告書・レセプトで値と判定日を一致させる
  • 重症者加算などの帳票・判定表を電子カルテ側で自動生成する

まとめ

GAF尺度は、患者状態の共有と診療報酬算定の双方に関わるため、正確な評価と確実な記録が欠かせません。Sakigake Rita は、GAF尺度判定表など精神科の帳票作成を標準搭載し、記録の抜け漏れと事務負担を減らすことを目指した精神科向けAIネイティブ電子カルテです。